考え続け、解決時の
喜びを体験してほしい

2013年 新卒入社

中尾 陽象

技術部 主査

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電産入社のきっかけ

「社会」を支える仕事ができる

学生時代は理工系の中でも物理学科で、量子力学など学びました。就職活動で自己分析をするうち、私は未来のための研究を重ねるよりものづくりで社会に貢献したい、今の「社会」を支える仕事がしたいと思うようになりました。大企業では分業が多く開発に携われるかも分からないと聞き、それで力が身に付くだろうか? と考えていたので電産の規模感は魅力でした。当社ではプロジェクト全体の管理を担当者に任せてくれます。トータルで見ることができるので全ての情報が入り、案件ごとにノウハウが増えていきます。新人には1年ほどかけて製品を作る課題が与えられ、最初はそれに取り組みながら仕事に慣れていきます。私はコンピュータ制作とは違う分野の出身なので、当初は分からないことだらけ。先輩に勧められた本、気になったものなど片っ端から読み、大変勉強しました。

Theme 02

今の仕事の魅力や難しさ

答えのない難問こそ達成感が大きい

社会インフラやさまざまな事業の基盤となる産業用ボードコンピュータを製作しているので、お客さまごとにいろいろな装置が見られるのが面白いですね。またそれぞれで考えていることに違いがあり、安全面で求められる内容も異なります。当社の技術やノウハウをベースに、時間短縮やコストダウンも踏まえながら、お客さまの理想に沿えるよう対応しています。

頭の中で考えぬいたものを具現化できるたびに、うれしさや喜びを実感します。難しいのは、答えがないことです。ネット上や教科書には載っていないので自分たちで導き出していくしかありません。そのため難問をクリアした時の達成感は大きく、魅力があります。

Theme 03

心に残る仕事や出来事

これまでのスキルと知識を完全投入

現在開発中の製品が、まさにこれまでの集大成でした。スキルと知識をフル投入し、プロダクトが完成した時は「スキルアップした!」と思えるものに取り組めています。プロジェクトのメンバーはハード1人、設計1人、ソフト1〜2人、調達1人、営業1人と合計5〜6人のグループで当たります。私は商品企画部も兼任しており、最初の調査から仕様の決定、お客さまとの打ち合わせなど全ての工程に関わっています。
2〜3週間ずっと動かないとさすがにストレスが溜まりますが、私の場合、モチベーションを維持しているのは「責任感」「負けたくない」気持ちが大きいです。人と話したりして頭の中を整理することもあります。あるとき夢で見たものを試したら動いた、ということもありました。

ある一日のスケジュール

  • 10:00

    出社、メールチェック

    子供の保育園の送迎のため時差出勤制度を利用し10:00から出社しています。
    出社して最初にすることはメールチェック。
    部品商社や受託開発先のお客様とのメールが大半を占めます。
    また、その日のto doリストを作成します。

  • 10:30

    仕様検討

    お客様や市場のニーズから製品の仕様を検討します。部品のデータシートを確認し、仕様を満たすか確認していきます。
    また、部品の入手性や価格などを部品商社に問い合わせし、部品採用の可否を決定します。

  • 12:00

    昼休み

    外出してランチを堪能。

  • 13:00

    回路図入力

    回路図エディタを使って回路図を入力していきます。
    午前中に検討した新規部品の回路図シンボルを作成し回路図を入力していきます。入力後、検図をし回路図に誤りがないか確認します。

  • 16:00

    デバッグ

    オシロスコープで波形を観測し、設計上問題がないか確認していきます。

  • 19:00

    退社

    to doリストを確認します。
    全て終わっていれば良いのですがやはりやりきれないことも...。
    メールを確認し、帰宅します。

Schedule
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メッセージ

自分の成長を実感できる仕事

研究に取り組むような面もあるので、難しい問題をずっと考えられる人、好奇心旺盛な人に来てほしいですね。出社しても答えが出せず、壁にぶつかる毎日を繰り返す時もあります。でも解決した時の喜び、作ったものを動かす楽しさを、当社では全員が知っています。ジワジワと力が付いてくることを自分で実感できると思います。そしてそれを先輩たちも一緒に喜んでくれますよ。