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特集

全社VMVブレインストーミングイベント開催レポート

2025年10月28日、株式会社電産(以下、電産)では全社員を対象とした「全社VMVブレインストーミングイベント」を開催しました。

Vision・Mission・Valueを「自分ごと」にする取り組み

電産の掲げるVision・Mission・Value(以下、VMV)は、企業が目指す未来、果たすべき役割、そして共有すべき価値観を示す羅針盤です。しかし、これが単なるスローガンで終わることなく、社員一人ひとりの日々の意思決定や行動に深く結びついていることが、持続的な成長には不可欠です。
本イベントは、全社員がこのVMVを「自分ごと」として深く理解し、自発的な行動へとつなげることを最大の目的として実施した全社的なグループワークです。組織の活性化と、さらなる企業価値向上を目指す電産の重要な戦略的取り組みです。

参加者約80名!部門の垣根を超えたダイバーシティなチーム構成

当日は約80名の社員が、部署や役職、職種といった部門の垣根を越えて一堂に会しました。
多様な視点からの議論を促進するため、チーム編成には意図的なシャッフル形式を採用。1チーム5名構成で、普段の業務では関わる機会の少ないメンバー同士が、自由で率直な議論を交わせる環境を整備しました。このダイバーシティに富んだチームこそが、新しい発想と多角的な気づきを生み出す鍵となりました。

「会社の未来」を描くためのSWOT分析と熱い議論

グループワークは、「会社の未来をどう描くか」という大きなテーマのもと進行しました。議論の核となったのは、以下のステップを踏んだSWOT分析です。

1. 自己紹介SWOT
まず、各自が自分自身をテーマにSWOT分析を実施し、メンバーの理解を深めるとともに、分析手法に慣れました。

2. 会社SWOT
その後、会社全体を見据えた電産の強み・弱み・機会・脅威について、活発な意見交換を行いました。

会場には、アイデアを出しやすくするための3つのグランドルールが掲げられました。「肯定しよう!」「ユーモア歓迎!」「アイデアは質より量!」。この前向きなルールのもと、参加者からは役職や立場を超えた率直な意見や、未来への期待が感じられる建設的なアイデアが次々と飛び出しました。

相互理解を深める「ギャラリーウォーク」で成果の共有

ワーク後半には、各チームが時間をかけてまとめた未来像とSWOT分析の成果を壁面に掲示し、全員で自由に回覧する「ギャラリーウォーク」を実施しました。このセッションは、単に成果を発表するだけでなく、多様な部署の視点を俯瞰し、気づきや共感を得るための重要なステップとなりました。
特に、共感や新しい視点を得た意見に対しては「いいね!」シールを貼る形式を採用。これにより、社員同士が互いの視点とアイデアを称賛し合うポジティブな時間となり、会場は終始、笑顔と熱気に包まれました。

共創の価値を再認識し、行動する組織へ

本イベントは、社員にとってVMVを再認識するだけでなく、他部門への理解を深め、組織の一体感を高める貴重な機会となりました。
最後には、社長および役員による講評と総括が行われました。「部門や立場を越えてさまざまな視点が交わり、新しい発想と前向きなエネルギーが生まれる。まさに、私たちが目指す “共創の姿”がそこにありました。」とのコメントが寄せられました。
イベント終了後には、ケータリングサービスを利用した懇親会も開催。リラックスした雰囲気の中で、社員同士が職種や役職を超えてカジュアルな交流を深めました。
コロナ禍以降、対面でのコミュニケーション機会が減少していた中で、今回のイベントは、組織にとって不可欠な「人と人が直接語り合う価値」を再認識する場となりました。
電産はこれからも、VMVを軸とした一体感ある組織づくりを推進し、社員一人ひとりの想いと行動を未来へとつなげ、持続的な成長と企業価値向上を目指してまいります。

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