「IDM AWARD 2026 み_る」 優秀賞
電産の展示企画が「IDM AWARD 2026 み_る」優秀賞を受賞しました。電子基板の12層構造を空間デザインへ展開し、設計図や回路パターンを「機能美」として再解釈する新たなプロジェクトを公開します。
産業用組込みハードウェアの設計・製造を手がける株式会社電産は、電産が企画・出展した展示作品「『基板要素』をインテリア空間にインストールする試み」が、インテリアデザインのプロフェッショナル団体 IDM(Interior Design Meeting)が主催する「IDM AWARD 2026 み_る」において優秀賞を受賞したことをお知らせいたします。
本アワードは、日本の素材やデザインの魅力を再発掘し、次世代のインテリアデザインへと発信することを目的に開催されているデザインアワードです。 2026年は「JAPAN SHOP 2026」会場内で実施され、街と店舗を彩る製品・サービスが集う国内有数の専門展示会の中で審査が行われました。 今回の受賞は、技術資産をデザイン価値へ転換する挑戦的な試みとして高く評価されたものです。
電子基板の「12層構造」を空間化する
今回評価された展示は、電産が長年培ってきた電子基板設計技術に着目したものです。 産業機器に使用される電子基板は多層のレイヤーによって構成されていますが、その精緻な内部構造が一般に知られる機会はほとんどありません。
わずか数十センチ四方の基板の中には、膨大な情報と精密な回路パターンが凝縮されています。 その姿は、まるで都市の道路網やインフラが集積された“極小の都市空間”のようでもあります。
本展示では、この電子基板の構造を12のレイヤー構造として空間化。 電子基板の内部に潜む秩序や構造美を、インテリア空間という新たな表現領域へと転換する試みを行いました。
「極小都市」をリアル空間へ変換する問い
この展示は、単なるプロダクト展示ではありません。 電子基板に内在する構造を、「都市」「構造」「レイヤー」という空間概念へ翻訳し、デザインとして提示するコンセプト展示です。
来場する建築家やデザイナーに対し、「この極小都市をリアル空間へ変換できないだろうか」という問いを投げかけるプロジェクトとして企画されました。
技術と思想を翻訳する空間演出
本展示の空間設計・展示デザインは、空間演出のプロフェッショナルであるスーパーペンギン 竹村尚久氏が担当。 企業の技術や思想を空間体験へと翻訳する独自のデザインアプローチにより、電産の技術資産を「体験できる空間」として可視化しました。同氏は来場者の視線や動線を精密に設計した空間構成により、技術の本質と世界観を伝える展示を実現しています。
技術資産をデザイン価値へ
今回の受賞は、電産が日々の開発・設計業務の中で生み出している設計図・パターン図・回路デザインといった技術資産そのものが、デザイン価値を持つ可能性を示すものでもあります。
電産では今後、こうした設計資産をアップサイクルする取り組みを進め、新たなビジネスプラットフォームの構築も視野に入れています。 私たちが日々設計している図面や回路は、単なる機能設計ではなく、高度な秩序と美しさを持つ「機能美」でもあります。 その価値が新しい商材や文化として展開されていく未来を目指し、今後も持続的なブランディング活動を進めてまいります。
[本件に関するお問い合わせ先]
多摩技術センター/プロダクション部
TEL: 042-357-0400
Contact Form: https://www.densan.co.jp/contact/
産業用組込みハードウェアの設計・製造を手がける株式会社電産。誠実なものづくりを軸に、環境課題や次世代育成にも挑戦する技術系企業。
空間デザイン:SUPER PENGUIN株式会社
〒141-0021 東京都品川区上大崎3-10-50 SEED花房山406
Corporate website: https://www.superpenguin.jp/
展示会ブースや商空間の企画・デザイン・プロデュースを手がけるSUPER PENGUIN株式会社。独自の視点とストーリー設計に基づく空間演出で、企業のブランド価値やメッセージを立体的に可視化する。来場者の視線や動線まで緻密に設計する手法により、高い集客力と体験価値を創出する空間デザイン会社である。